ロシア外務省で「日本固有の領土」について質問するにはどうすればよいか? @digimaga

東京新聞記者の質問は「意見」だから菅官房長官は答えなくてもよい、と主張するITジャーナリストの記事が話題になっている。
 
 
「「あなたに答える必要はありません」東京新聞記者は何を質問したのか? 全文書き起こし(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース」
 
 
 
では、ロシア外務省の記者会見で「北方領土問題」に関して質問したいときはどう質問すればよいのだろうか?
 
 
その1
 
記者「北方領土問題について質問があります」
 
ロシア外務省「『南クリル諸島』を『北方領土と呼称するのは日本政府の意見にすぎない。日本政府の菅官房長官は『記者会見とは、記者会見の質問を受ける場であり、意見を申し入れる場所ではありません』と述べているので、答える必要はない。篠原修司というITジャーナリストや安倍政権支持者も同意するはずだ」
 
 
その2
 
記者「南クリル諸島の領土問題について質問があります」
 
ロシア外務省「南クリル諸島に『領土問題がある』というのは日本政府の意見にすぎない。日本政府の菅官房長官は『記者会見とは、記者会見の質問を受ける場であり、意見を申し入れる場所ではありません』と述べているので、答える必要はない。篠原修司というITジャーナリストや安倍政権支持者も同意するはずだ」
 
 
その3
 
記者「日本政府は『北方領土は日本固有の領土である』と主張していますが?」
 
ロシア外務省「南クリル諸島が『日本固有の領土』であるというのは、野田政権までの過去の日本政府の意見にすぎない。安倍晋三河野太郎は、そのような意見すら主張していない」

スナワチ代表・前田将多 @monthly_shota は韓国人をいじめる卑怯者だから信用されない

スナワチ代表・前田将多は言った。


「事実に基づかない噂を流したり、 勝手なあだ名で人を呼ぶことは、 それが学校であったらいじめである。 いじめをする人間を普通の人は「卑怯者」と見る。そして、 卑怯者に何が起きるかというと、


「人として信用されない」。


これに尽きる。」


「「またやるんですか、『盗聴法』という言い換え」 - 月刊ショータ」
http://monthly-shota.hatenablog.com/entry/2017/04/11/111651
https://www.huffingtonpost.jp/shota-maeda/national-security_b_15923402.html

 

 


スナワチ代表・前田将多のブログ記事が、 一部の人達に称賛されている。


「誰もしたくない隣国のハナシ」
http://monthly-shota.hatenablog.com/entry/2019/01/28/210547

 

 


「うなった。」(三浦宏文・インド哲学研究者)
https://twitter.com/HirMiura/status/1089874195704500224


「理性的でスマートなコラム」(金子ゆうき・会社員)
https://twitter.com/MondettaYuki/status/1089860096413200384


「びっくりするくらい正確に、問題の本質を書いてくれている」
「韓国に限らず、たいていの「問題」って、 自分の中にあるんですよねえ。」
一色伸幸・脚本家&小説家)
https://twitter.com/nobuyukiisshiki/status/1090071338474037248


‏「この意見に完全に同意」
「ダメだのはダメって言わないといけないと思う。」
(古藤総一郎・ソウ合同会社
https://twitter.com/sohichi/status/1090265478549823490


「感情的に隣国を批判するのではなく、とても冷静に、 ワールドワイドな視野で意見を述べられているのが気持ちいい。」
(Nobuhide Fukushima・広告会社勤務)
https://twitter.com/fuku_come/status/1090270528055607296


などと大絶賛である。

 

 

 


だが、スナワチ代表・前田将多の主張は事実なのだろうか?

 

 

 


まずは、「誰もしたくない隣国のハナシ」 というタイトルは事実だろうか?

 


「誰もしたくない」を立証するためには、すべての人が「『 隣国のハナシをしたくない』と考えている」 という事実が必要である。


一方で、「誰もしたくない」を否定するためには、「『 隣国のハナシをしたくない』とは考えていない人」 が1人存在すればよい。


日本国民の1人である私は『隣国のハナシをしたくない』 とは考えていないので、スナワチ代表・前田将多の主張「 誰もしたくない隣国のハナシ」は事実ではないことが確定する。


「誰もしたくない隣国のハナシ」というタイトルは「 事実に基づかない噂」なのである。

 

 


スナワチ代表・前田将多によれば、「事実に基づかない噂」 を流すのは、「学校であったらいじめである」。


これは、「隣国」を「Aさん」「Bくん」 などと置き換えればわかりやすい。


「誰もしたくないAさんのハナシ」「 誰もしたくないBくんのハナシ」などというのは、 小学生から大人まで他人をいじめたい人がよく使う定番の手口では ないだろうか?


いじめたい相手「Aさん」に、 恐怖心や不安感を感じさせ周囲から孤立させるために、あたかも「 Aさん」以外の全員が「Aさん」 のことを嫌っているかのように根拠なく言いふらし、 信じ込ませるのである。


いい歳の大人が、あたかも「日本国民全員が『隣国のハナシ』を『 誰もしたくない』」などという「事実に基づかない噂」 で韓国人をいじめようとするのは、 かなり恥ずかしい行為だと言わざるを得ない。

 

 


さらに、スナワチ代表・前田将多によれば、


「いじめをする人間を普通の人は「卑怯者」と見る。そして、 卑怯者に何が起きるかというと、


「人として信用されない」。


これに尽きる。」


だそうである。

 

 


すなわち、韓国人をいじめるスナワチ代表・前田将多を、 普通の日本人は「卑怯者」と見る。そんな卑怯者のスナワチ代表・ 前田将多に何が起きるかといえば、


「人として信用されない」


これに尽きるのだろう。スナワチ代表・ 前田将多自身がそう主張するのだから。

 


(続くかも)